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平成22年 6月 農林水産省生産局食肉鶏卵課 |
I 鶏卵 |
(1)消 費
消費量は、近年概ね安定的に推移。
16年度は国内生産の減少から供給量が減少し、前年度をわずかに下回ったが、17年度から19年度は国内生産の増加に伴い増加傾向で推移。
20年度は対前年度比2.0%減となった。
21年度(4〜12月)は、対前年同期比2.1%減となっている。
(2)国内生産
国内生産量は、近年、ほぼ横ばいで推移してきた。
16年度は15年度に価格が大きく低迷した反動から、生産者が減羽等に努めたことにより、前年度を下回ったが、17年度から19年度は増加傾向で推移し、20年度は対前年度比2.1%減となった。
21年度(4〜12月)は、対前年同期比1.6%減となっている。
(3)輸 入
輸入量は、消費量の5%程度で推移している。
13年度、15年度は低卵価の影響等から前年度と比べ減少したが、16年度は国内の卸売価格が前年を大幅に上回って推移したことから、比較的安い輸入品が輸入され、前年度を大幅に上回って推移し、この傾向は17年度に入ってからも継続した。
18年度は国内価格が15年度以前の水準に戻ったことから、前年同期に比べ大幅に減少。
19年度、20年度は減少傾向で推移している。
21年度(4〜12月)は、対前年同期比13.3%減となっている。
(4)卸売価格
卸売価格は、鶏卵の自給率が96%と高く、需要も概ね安定的に推移していることから、わずかな生産量の変動が大幅な価格変動につながりやすい傾向にあり、季節的な変動のほか5〜6年を周期とするエッグサイクルが存在する。
15年度は価格が大きく低迷したことから、生産者が減羽等に努めたことにより、16年秋以降、例年より高水準で推移したが、17年度、18年度は落ち着きを取り戻している。
19年度は、生産量が増加したことから価格が低迷したが、20年度は生産量が前年を下回っていること等から堅調に推移した。
21年2月以降は需要の低迷により前年度を下回って推移したが、12月以降は前年をわずかに上回って推移している。
卵価低落時には、卵価安定基金による価格差補てん金の交付を実施している(21年度は4〜8、10、11月、1月に実施)。
(5)飼養動向
@飼養戸数は、小規模層を中心に近年4〜5%程度減少している。
A成鶏めす飼養羽数は、平成11年以降減少傾向で推移した後、19年は増加に転じたものの、21年は再び減少した。
B1戸当たり平均飼養羽数は、一貫して拡大している。
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