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平成24年 5月 農林水産省生産局食肉鶏卵課 |
I 鶏卵 |
(1)消 費
消費量は概ね安定的に推移。
16年度は国内生産の減少から供給量が減少し、前年度をわずかに下回ったが、17年度から19年度は国内生産の増加に伴い増加傾向で推移。
20年度、21年度は再び減少傾向で推移した。
22年度は、対前年度比0.8%増となった。
(2)国内生産
国内生産量は、近年、ほぼ横ばいで推移してきた。
16年度は15年度に価格が大きく低迷した反動から、生産者が減羽等に努めたことにより前年度を下回ったが17年度から19年度は増加傾向で推移。
20年度、21年度は、配合飼料価格の高騰等により飼養羽数が減少したことから減少傾向で推移した。
22年度は、概ね前年度並みの対前年度比0.3%増となった。
(3)輸 入
輸入量は、消費量の5%程度で推移している。
18年度以降は、減少傾向で推移していたが、22年度は、国内での鶏卵の卸売価格が前年を上回って推移したこと等から、対前年度比12.9%増となった。
(4)卸売価格
卸売価格は、鶏卵の自給率が96%と高く、需要も概ね安定的に推移していることから、わずかな生産量の変動が大幅な価格変動につながりやすい傾向にあり、季節的な変動のほか5〜6年を周期とするエッグサイクルが存在する。
19年度は、生産量が増加したことから価格が低迷したが、20年度は生産量が前年を下回っていること等から堅調に推移した。
21年2月以降は需要の低迷により前年度を下回って推移したが、12月以降は前年と概ね同水準で推移した。
22年度は、前年度の低卵価を踏まえ、生産者が需要に応じた生産に取り組んだこと等から、前年度を大きく上回って推移した。
23年3月11日の東日本大震災の発生により一時的に飼料供給が滞ったこと等から供給が減少し、卸売価格が上昇。その後、供給が回復したことから価格は平年並みで推移。
(5)飼養動向
@飼養戸数は、小規模層を中心に近年4〜5%程度減少している。
A成鶏めす飼養羽数は平成11年以降減少傾向で推移した後、19年は増加に転じたものの、21年以降は再び減少している。
B1戸当たり平均飼養羽数は、一貫して拡大している。
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