最近、アルツハイマー病(老人性認知症)の治療薬として期待されているのが、タマゴの卵黄に含まれるコリン。コリンは、脳で記憶や学習に深いかかわりをもつ神経伝達物質アセチルコリンの原料となるものです。タマゴはすべての食品の中でも、最もコリンの含有率が高く、大豆の3倍近くもあります。
脳に送られる栄養は、脳関門という関所を通過しなければなりません。大豆のコリンは他の成分が邪魔するため吸収しにくいのですが、タマゴのコリンは吸収しやすいという特長をもっています。子どもからお年寄りまで脳の発達と若さのためにも大いに食べましょう。
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