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リスト6月号-16月号-2

平成15年6月10日
総合食料局食料政策課
I 食料経済関係情報
1.一般経済 (基調判断)
景気は、おおむね横ばいとなっているが、引き続き不透明感がみられる。
(四半期別GDP)
1〜3月期の実質成長率は前期比横ばい。
14年度の実質成長率は+1.6%。
(労働力)
完全失業率(季節調整値)は前月と同率の5.4%。
2.家計・消費 (食料消費支出(4月、全世帯1人当たり))
外食、野菜・海藻の減少等によりわずかに減少。
3.物価 (国内企業物価(4月))
加工食品は依然として下落。農林水産物も下落。
(消費者物価(全国、4月))
食料は上昇。生鮮食品を除く食料では下落。
4.企業動向 (食料品の小売売上高(4月))
チェーンストア、コンビニエンスストアとも引き続き増加。百貨店は減少。
(外食の売上高(4月、既存店))
焼肉ファミリーレストランで増加しているものの、全体では減少。
※2. 〜4.については、前年との対比である。

II 世界の穀物の需給と価格
2003/04年度の世界全体の穀物生産量は、3.6%増(対前年度比、以下同じ。)の18億7,254万t、消費量は0.6%増の19億1,829万tとなり、昨年と同様に消費量が生産量を上回ることとなる。期末在庫量は11.2%減の3億6,103万t、期末在庫率は2.5ポイント減の18.8%の見込み。

III 青果物・畜産物等の需給・価格の動向(4月、前年対比)
青果物: 野菜は根菜類を中心に引き続き市場入荷量が減少、卸売価格は上昇(3月)。
果実はみかん、りんごの裏作の影響から市場入荷量減、卸売価格上昇(3月)。
食肉: 家計購入量は牛肉、豚肉及び鶏肉とも前年を下回る。
卸売価格は牛肉で前年を上回る一方、豚肉、鶏肉では低下。
牛乳・乳製品: 牛乳の家計購入量は14年6月から増加傾向。飲用牛乳等向け生乳処理量も増加。総合乳価も上昇。
鶏卵: 生産量は減少(3月)。家計購入量は前年並、加工向け需要は減少。卸売価格は低下。


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