体づくりの基本となる細胞や細胞膜に欠かせない。
前にも述べたように、私たちの体の細胞には必ずリン脂質が含まれており、その重要な成分がコリンです。細胞は一つ一つ細胞膜に含まれており、その細胞膜は酸素や栄養分を吸収したり、不必要な老廃物を排泄したり、さまざまな情報を伝達するといった欠かせない役割を担っています。つまり、この細胞膜が昨日を十分に発揮していれば、細胞はいきいきと活動するわけであり、そのためにも十分コリンを摂らなければならないのです。
中年には気になる脂質の代謝をよくする。
コリンは、動脈壁や肝臓など細胞膜の成分として、コレステロールや中性脂肪などさまざまな物質の合成、分泌などに関わり、コレステロールや中性脂肪の量を適正に保つ働きがあります。そこで高コレステロール血症や動脈硬化症、脂肪肝など中年の病気の予防や改善に効果があります。
おとうさんが心配な肝機能に効果がある。
肝臓はいろんな栄養素を加工する、いわば化学工場のようなもの。合成される物質は500種類以上です。栄養低下や過多など栄養のアンバランスの改善や糖尿病などの内分泌障害にコリンが効果的。特に、飲酒量の多いおとうさんなどには、おつまみに必ずタマゴをおすすめします。コリンはアルコールを分解する酵素の働きを活発化させます。
もっとある、その効果。
中高年になると動脈硬化も心配の一つ。悪玉コレステロールがたまると血液が固まりやすくなり、動脈硬化の原因となりますが、コリンには血液を固まりにくくする働きがあります。また、女性には気になる、お肌の老化を防ぐ効果もあります。 |