よく私たちが耳にするのがアルツハイマーですが、老人性認知症には大きく分けて、血管性痴呆とアルツハイマー性痴呆があります。血管性痴呆は、脳血栓や脳梗塞などによる脳の病気で起こるもので、血液が固まりやすくなることなどが原因といわれています。まだらボケともいわれるように、比較的軽いボケ症状が続くことが多いのです。
アルツハイマー型痴呆は、まだ原因が特定されていませんが、大脳の神経細胞が広範囲に脱落し、脳全体が萎縮し、神経伝達物質であるアセチルコリンが著しく減少するのが特徴です。アセチルコリンの不足は、徐々に知的機能、精神機能がくずれていく主原因といわれています。 |